こんにちは。訪問介護満寿園です。
ヘルパーの支援内容の一つに調理支援があります。
今回は調理支援でヘルパーが日頃工夫したり、気をつけていることをご紹介します。
ヘルパーが行ういろいろな支援は、全てを代わりにやってしまうのではなく、まずはご利用者が持っている力を発揮していただけるような支援を基本にしています。
なので、麻痺などがあり食材を切るのが難しい方には食材を切っておく、足が弱く一人で調理が難しい方には調理の手助けをする、など、ご利用者に応じてケアマネジャーが立てたケアプランに基づき支援を行います。
また、ヘルパーが作った食事を冷蔵庫からご自分で取り出して食べていただけるよう、ご利用者にあわせた工夫もしています。
腰が曲がっておられる方は、冷蔵庫の下の野菜室をおかずの保管場所にすることもあります。腰が曲がっていても野菜室なら開け閉めしやすく、一目で何のおかずが入っているかわかり取り出しが楽になります。
おかずを野菜室に入れるので、野菜室に入っていた野菜は冷蔵室に保管しています。
認知症があり、ご自分でおかずを選んで食べることが難しい方には、二日分の食事をワンプレートにしてラップをして冷蔵庫へ。
ヘルパーみんなでいろいろな知恵、アイデアを出しあい、お一人お一人の暮らしを支えられるよう工夫しながら実践しています。
ヘルパーとしては、安心・安全な食事を提供するのも大事な調理支援の一つです。
ヘルパーとして支援させていただく上で、食品衛生上不安なものを使用することはできないので、無駄がないように注意を払っています。
そして、作った後の保管も大事な事です。ご利用者にとっては冷蔵庫から取り出すことも一苦労で、寒い時季は、おかずがテーブルの上に長い時間置いてある、ということもよくみられます。
でも、これからの暑い時季、20度をこえると食中毒の原因となる細菌が増殖すると言われていますので、冷蔵庫に入れていただくようお願いしたり、その時食べる分だけ冷蔵庫から取り出していただくように、おかずを小分けにしています。小分けにすることで、熱いおかずが冷めやすいのも利点です。
食中毒にならないよう、食品の保管や衛生面に気をつけ、ご利用者のみなさんには、暑い夏を乗り切っていただきたいと思います。
私たちヘルパーは、ご利用者に安心しておいしく食事を食べていただけるように、これからもがんばります。