ご利用者の気持ちを知ることでよりよいケアへ|介護技術研修、接遇マナー研修

こんにちは。8月になり、益々暑い日が続きますね。
今回のブログでは、養護老人ホーム満寿園で行った介護技術の研修会についてお伝えします。

この研修会は、適切な介助と不安や不快な気持ちを与えてしまう介助の違いを自分の体で経験することで、よりよいケアにつなげることを目的に、養護老人ホーム満寿園独自で取り組みました。

職員は介護職員役とご利用者役に分かれ、ご利用者役の職員に対し、敢えて無言で排泄介助や車いすの操作を行ったり、不適切な姿勢のままのご利用者役へ食事介助をしました。また、必要以上にとろみ剤を使用したお茶やスポーツドリンク、牛乳などの試飲も行いました。

この研修会での経験を通して、声かけのない無言の介助に感じる恐怖や、怒っているのだろうかと不安になる気持ちを自分ごととして改めて知ることができました。とても基本的なことですが、長く働く中で時々ふと意識が薄れてしまいがちなことでもあるため、定期的に意識を高めることが大切な内容です。

職員の感想(一部抜粋)
・だからとろみのついたお茶を嫌がられるのだと分かった。
・少し心当たりのある場面があり、反省しました。とてもいい勉強会だった。
・忙しいときほど声掛けを忘れないように気を付けたい。
・勉強会後から「自分がされてどう?」と考えるようにしている。

その後第2回目の研修会では、ご利用者や一緒に働く職員への言葉使いや、接遇マナーについても「自分ごとと考えられる」ことを目指して取り組みました。

どんな介助が安心で快適なのか、どんな言葉で伝えるのが適切か、どんな介助が不安で不快か、いつもその人の立場になって考え、気持ちに寄り添えるよう、日々成長していきたいです。

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