こんにちは。認知症対応型のデイサービス満寿園です。
9月に入っても、日中はまだまだ暑い日が多く、残暑が厳しいですが、時々、朝・晩に吹く涼しい風に秋らしさを感じ、ふと懐かしい歌が聞きたくなります。
デイサービスや高齢者施設では、昔から歌を取り入れたレクリエーションが定番かと思います。
歌詞が印刷された歌の本(私達は歌本と呼んでいます)を見ながら、みなさんと一緒に童謡や戦時歌謡、歌謡曲などいろいろな曲を歌います。
「りんごのうた」「青い山脈」「ふるさと」は、デイサービス満寿園で定番の歌です。
私自身、この職場で働くまで知らなかった曲が多くありましたが、今では鼻歌で歌ってしまうくらいなじみの曲になり、みなさんと一緒に気持ちよく歌っています。
また、職員によるオカリナ演奏に合わせて、心地よい音色につられて、いつの間にか、みなさんも口ずさんでおられます。
「懐かしいわ~」「昔よう歌ったわ~」と、
昔の思い出が蘇って、心が和らぎます。
楽しかった思い出ばかりではなく、悲しいことやつらいことも含めて、いろいろな思いにひたりながら、歌っておられるような気がします。
昔を思い出すことは、認知症予防にとても効果があると言われています。
みなさんがよく知っている歌を歌いながら、同時に足踏みをしたり、手指や腕などを動かします。
高齢になると、二つのことを同時にすることが難しくなってくるため、歌いながら簡単な体操をすることで脳が活性化されます。
ただ体操や運動をするよりも、知っている歌を歌いながら体を動かすことで、楽しく取り組むことができ、五感を刺激するとも言われています。
デイサービス満寿園では以前から取り組んでいることですが、いろいろな効果が期待できることを改めて感じています。