暖かい日が多くなり、春らしい季節がやってきました。
満寿園の近くには、観光スポットがたくさんあり、天気の良い日は海や山などに出かけています。
弥栄町は“スイス村”、網野町は“八丁浜”や“夕日ヶ浦”、丹後町は“立岩”など、景色の良い観光スポットへ、
思い立ったらすぐに行くことができる!
これは、京丹後ならではの特権です。
峰山町の観光スポットといえば、“金比羅神社”
先日、皆さんでお参りに行ってきました。
「金比羅さんいうたら、昔、金比羅祭りによう行ったなぁ」
皆さんの思い出の場所でもあり、懐かしい気持ちに浸りながら、亀と鯉にあいさつしていると、
「見てみぃ、夫婦連れみたいだわぁ」
「なかよーしとるなぁ」
ご利用者さんの和やかな会話が聞こえてきました。
可愛らしい狛猫達にも会いました。
色とりどりの狛猫が並び、狛猫の顔を覗き込んだり、「かわいいなぁ」と狛猫をなでておられました。
“デイサービスに行ったら、いろんなところに出かけられる”
“今日はどこに連れて行ってもらえるだろう、楽しみだ”
心が元気になると、笑顔も増えてきます。
体・心の健康維持もとても大切で、ご利用いただく方に“楽しみ”や“生きがい”を持っていただきたい。
皆さんの笑顔や喜んでおられる姿を見たい。
ご利用者さんに、そう思っていただくことが、私たち職員の目標です。
これからは、桜の季節。
京丹後市内の観光スポットにご利用者さんと出かけ、いろんな楽しみを見つけ、たくさん笑いたいと思います。
※狛猫は日本唯一とも言われる大変珍しい神使です。
江戸時代中期ごろから峰山町には糸屋が軒を連ね、周辺の村々で機織りが盛んになり、
ちりめん織の生産が盛んになりました。そして、農家では絹を生産するため養蚕が営まれました。
養蚕の大敵はネズミ、ということでネズミを追いやるために猫が飼われました。
そんなことから、猫は養蚕になくてはならない大切な存在とされ、「機織養蚕の守護神」にお仕えする神使として、江戸時代の終わりごろに地元の糸商人などによって狛猫が奉納され、それが現代にも受け継がれています。