こんにちは、外村満寿園にある、認知症対応型デイサービス満寿園です。
朝晩が寒くなり、だんだん冬に近づいてきました。
11月にもなると、「今年もあと少しだなぁ」「一年はあっという間だなぁ」といった会話がチラホラ聞こえてきます。
デイサービスを新しく利用し始められた方も、ここへ来ることが習慣になって、和やかに一日を過ごしてくださっていることに感謝しています。
しかしふと、お昼を過ぎたあたりから心配や気になることができ、「用事があるので帰ります」とカバンを持って帰ろうとされる方もおられます。
無事に一日を過ごしていただきたいですが、ご利用者の中には家を空けてきたということに罪悪感を感じておられたり、❝こんなところで遊んでいて良いのか❞と感じておられるような話をされることがあります。
そんな時は、帰る方向へ一緒に歩いてみたり、声かけを工夫して、なんとか夕方まで一日を過ごしていただけています。
ご利用者の安心が、ご家族の安心にもつながると思うので、❝帰りたい❞という気持ちにならないような関わりが必要になります。
そのために、ご家族から、ご利用者の家での様子や昔好きだったことや趣味などを送迎時や連絡ノートで伺うことがあります。
ご利用者を知ることで、会話が弾んだり、信頼につながり、喜んでいただけることがあると思います。
昔懐かしい写真や思い出の物をご家族からお借りして、一緒に眺めながら懐かしさに浸ったりするのも、心が和む時間です。
デイサービスが、ご利用されておられる方とご家族にとって安心できる場所でありたい。
そんな思いをこれからも大事にしながら、あたたかみのあるデイサービス満寿園でありつづけたいと思っています。